思い返してみれば、私はずっと便秘体質だったような気がします。幼いころはわかりませんが、高校生、いや中学生のころからもうトイレはきばるもの、と思っていたようです。


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朝起きて、食事をして、トイレに入って「うーん・・」と力んだらようやくお通じがある、そんな毎日でした。でも、一応出ることは出るし、世の中の人はみんなこんなものだと思っていたし自分が便秘しているとは考えもしませんでした。


その認識が変わったのは、高校を卒業するころ、親友の恵子と記念に旅行に行こう、という話が出たときです。恵子は地方の大学に、私は地元の専門学校に行くことが決まっていたのでしばらく会えなくなるから、旅行に行って思い切りおしゃべりしようねと、盛り上がっていました。


でも、高校生ですからそんなにお金があるわけではありません。深夜バスを利用して、金沢へ行こうと決まりました。しかし恵子は、少し躊躇しています。「どうしたのよ、旅行楽しみじゃないの?」「うーん、楽しみは楽しみなんだけどね。


ひとつ心配があるのよ」「何?何?なんでも言ってよね」「恥ずかしいんだけど、思い切って言うね。トイレなの」「トイレ?バスについてるよ」「そうじゃなくって・・・・」と、恵子が語りだしたのは、トイレの大のほうです。


彼女は、とても便通がよく、朝になったらお腹がきゅるきゅるとなってトイレに入ると3分もせずにバナナのような便が出るというのです。私は内心、驚きました。


恵子は、朝、バスの中で催したらどうしよう、旅館やホテルのトイレならともかくバスの中では落ち着かないし・・、でも我慢はできないし・・と悩んでいたようです。


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私はその話を聞いて、びっくりしました。「大をするとき、きばらないの?」「全然、むしろ我慢ができないくらい」と彼女は言います。


そして、私のトイレのことを話すと恵子は驚いたように「それ、便秘じゃない?もう長いことそんな感じ?」「うん・・」「ダメよ~、そんな状態を続けていると、身体に悪いよ。腸の病気になるかもしれないし。即効で便秘解消しなきゃ!」


私が、自分の便秘解消を真剣に考えたのはそのときがはじめてです。考えてみれば、長い間そんな状態でした。宿便もたまってるかもしれません。「これは大変、即効で便秘解消の方法を見つけなきや!」と焦りました。


まず取りかかったのは、テレビのコマーシャルで良く見る「便秘薬」です。夜寝る前に飲むと、朝、即効で効いてくる、というものです。確かに、飲みはじめは即効で効きました。これで便秘解消だ!と喜びました。


でも、長い間服用してると、身体が慣れてくるのでしょうか、あまり効かなくなってきたのです。あの「即効で便秘解消した!バンザイ!」という気持ちが、しぼんでしまいました。


食物繊維の多い食事や運動が便秘解消にいいのは分かっています。もちろん、それも取り入れました。しかし、いかんせん即効性には欠けます。漢方もそうです。


じわじわと効いてくるのでしょうが、私はとにかく即効で便秘解消したいのです。そんなときに恵子が「一度、ツボを押してもらったら?」と言うのです。恵子の叔母さんが、鍼灸院を経営していて、叔母さん自身も鍼灸師であるというのです。


「ツボ?」「うん、人間の体にはね、たくさんのツボあって、東洋医学では病気を診断したり、治したりするポイントなんだって。私も、胃が痛かったり、目が疲れたとき叔母にツボに鍼をしてもらったりお灸をしてもらうよ。」


「へぇ、便秘に即効で効くツボなんてあるの?」「うん、前に叔母に教えてもらったのはね『間使』っていって腕の内側の指4本分くらいのところ。ちょっといい?」そう言って恵子は、私の腕を取り今言ったところを親指で押してくれました。


「いたたたた・・・・」ものすごい痛みが走りました。「やっぱりね、ツボの特徴は身体が悪い状態のツボを押すとすごく痛いみたいなのよね~」


それから家で、自分でツボを押してみました。「即効で、便秘解消するのかなぁ・・」と思いながら、しばらくすると・・・お腹が変な感じになってきました。「あれ・・・トイレ!トイレ!」と、駆け込みました。


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