現代社会によっておこってくる病気にはさまざまなものがあります。生活習慣病やストレスなどもそのような病気の一つといえます。これらは、すぐに命に関わるような症状は出てきません。


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しかし、少しずつ積み重なっていくため、気がついたときには、大きな病気になっていることもあるのです。ストレスも、解消せずに溜めていってしまうと、いずれ体に不調が出始め、何度も繰り返すような症状をおこすようになってしまいます。


ストレスからくる代表的なものに胃炎や胃潰瘍という病気があります。私の母は、よく胃潰瘍になっていました。何事も考え込んでしまう性格も原因だったのかもしれません。


胃潰瘍とは、胃で分泌される胃液によって、自分の胃の粘膜が消化され、いずれ穴が開いてくる病気です。症状は少しずつ進行していることが多く、突然痛みがでてきて初めて気づくのです。


こういった痛みを胃痛と呼びます。胃潰瘍での胃痛は、一般的に食後におこる場合が多いです。食事をすることで、胃の中に食べ物が入るため胃酸の分泌が多くなってきます。


粘膜などが傷ついている潰瘍部分に、その胃酸が触れることによって、胃痛を引きおこすのです。よく、胃潰瘍で血を吐いたという表現を聞きます。これは吐血と呼ばれるものです。


トイレで排便時に血が混ざったものが出てくることを下血といいます。これらはどちらも、消化器官に重大な症状が見られる場合におこります。


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胃潰瘍の症状と同じ胃痛などを引きおこす病気があります。これは、胃がんです。がんという言葉がついているだけあって、胃潰瘍に比べて症状は深刻なものといえます。


しかし、胃がんの初期症状は恐ろしいことに、胃潰瘍の症状とよく似ているのです。先ほどあげた胃痛のほかに、ムカムカするなどといった胃の不快感や胸焼けなどがあります。


胃潰瘍と胃がんの共通点は他にもあり、ピロリ菌というものに感染していることがあるといったものです。このピロリ菌、正式名称ではヘリコバクターピロリと呼ばれます。胃の出口付近に多く住み着いています。


ピロリ菌は人体に有害なもので、胃の粘膜を傷つける働きをするため、胃潰瘍、胃がん双方の原因の一つともいわれています。


現在では、日本人のピロリ菌感染者の割合は50%とも言われ、二人に一人がこの菌を保有していることになるのです。保有しているからといって、必ずしも胃潰瘍や胃がんになるわけではありません。しかし、保有していない人に比べてリスクは高くなります。


ピロリ菌が体内にいるかどうかは、病院で調べてもらうことが出来ます。保有しているかの検査はいたって簡単で、袋に息を吐くだけの尿素呼気試験法が一般的です。痛みがないので、気軽に調べに行けるものと思います。


このピロリ菌を除菌するには、内服薬で除菌することが可能です。以前は、胃潰瘍や胃がんなど病気によるものでなければ、ピロリ菌の除菌は保険適用が出来ず、自費扱いでした。


しかし、近年適応範囲が広まり、慢性胃炎でのピロリ菌除菌も保険が使えるようになりました。ただ、胃カメラを使用し、その結果慢性胃炎と診断された人だけなので、ピロリ菌の除菌のみ希望している人は自費扱いとなります。


胃の病気は、比較的自覚症状が出やすいものです。普段から胃に不快感を感じることがあれば、早めに胃カメラを使って検査されることをオススメします。


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