まだ20代だったと思います。そうです、下の娘がまだ歩けず抱っこしていた頃でしたから。私は26歳で次女を産みましたから、多分そのくらいの年齢でした。風邪をひいたときがあって、咳がひどく出ました。


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病院に行き「風邪ですね」と診断を受け、抗生物質、咳止めなど薬を処方され2週間ほど服用していました。だるさや鼻水など風邪の症状は1週間ほどで治まったのですが咳だけが止まりませんでした。


「今度の風邪は咳がしつこく残るみたいですよ」当時かかった病院ではそんなふうに診断されました。他の薬は終わっても、咳止めだけはずっと飲んでいました。


しかし、いつまでたっても咳が治まる気配はなく、むしろひどくなっていくようでした。あるときなど、あまりに激しく咳き込んだため失禁までしてしまったほどです。


半年、いえもっと続いたかもしれません。ようやく、咳も止まってきました。若かったからでしょうか。「喘息かも」ということは考えもしませんでしたし、また、病院でもそんな診断はつきませんでした。


それからです。風邪をひくと咳が止まらなくなったのは。病院に行くたびに、「風邪ですね」と診断され咳止めの薬をもらう、でも効かない、そんな繰り返しでした。


幸い、身体は丈夫なほうなのでそんなに頻繁に風邪をひくことはなかったので、咳が止まらないという症状も治まれば忘れてしまうような感じでした。30代もそんな状態は変わりませんでした。


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でも、病院の診断が信じられなくなりかけていました。そこで、自分でなんとか止めようと今思えば乱暴な方法ですが、市販の咳止めを一度に6錠から10錠くらい一気に飲んでいました。


「大人は1回2錠」というような薬をです。割と、効いていたような気がします。そのときは、咳が出なくなるのです。だから、人と会うときとか、映画に行く、買い物に行く、そんな咳が出続けると困るときはその方法で止めていました。


20代のころは風邪をひいてその咳がいつまでも残る、という感じだったのですが、30代、40代になると、風邪などひいてないのに突然咳が出だしてそのまま長く続くという状態になりました。


病院へ行っても、「風邪でしょう」と診断され、咳止めをもらう、その繰り返しでした。当然、咳止めは効きません。やがて、夜布団に入ると決まって咳が出るようになりました。そうすると止まりません。


まるで喘息のようです。隣で寝ていた夫も心配して「喘息と違うか?」と言うようになりました。でも、「ヒューヒュー」という咳ではないし、自分では風邪をこじらせたときの咳のように感じていました。


このころは、人前でも咳が出て止まらず、市販の咳止めもきかずいろんな人に「長い風邪ね」と心配されました。レントゲンも撮りましたが、肺や器官には異常はなく「やはりただの風邪でしょう」という診断をする病院には、不信感しか残りませんでした。


一度違う病院に行ってみよう、と思い、最近開業したクリニックにはじめて行きました。そこは、見るからに経験豊富そうなドクターがいました。


私は、咳が止まらなくて困っていること、それは長い年月にわたっていること、夜布団に入れば咳が出続けること、そしていつも「風邪」と診断され咳止め薬をもらうが、全く効かないことなどを訴えました。


ドクターは、「ふんふん」と話を聞いてくれたあと「僕にはひとつの病気が重い浮かんでます。でも今日はまだその診断を下せません。まず、今日は咳止めを処方しますから、2週間飲んでみてください。そして2週間後また来てください。いいですね、咳止めが効いても効かなくても、必ず来てくださいね」


その言葉に、今までの病院とは違う何かを感じ取り、私は2週間咳止めを服用しました。やはり、効きませんでした。クリニックに行き、効かなかったことを言うとドクターは「やっぱりね」と予想通りの結果だったように言いました。


「おそらく、貴女の咳は、咳喘息だと思います。知っていますか?」私は知らなかったので「いいえ」と答えました。


「咳喘息とは、アレルギーの一種で咳として症状が出るものなんです。アレルギーで蕁麻疹や湿疹が出るでしょ。それが咳になった出るものだと思ってください。


アレルゲンは調べることもできますが、なかな特定するのは難しいです。費用もかかります。それよりも、咳が出たときに対処して、咳が出ないような治療をしていったほうがいいと思います。ほおっておけば、本当に喘息に移行することもありますからね。気をつけてください」


はじめて、違う診断をされました。そしておそらく、これが本当の病名なのだと確信が持てました。その後、クリニックで紹介状をもらい大きな病院で呼吸器科の検査を受け「咳喘息」と診断されました。


クリニックの医師に報告すると「そうでしたでしょ」と自信のある笑顔を見せてくれました。


その後、アレルギー用の吸入の薬を処方され、毎日吸引しています。。咳が出ることもありますが、以前ほどひどく続くことはなくなりました。クリニックの医師には、感謝しています。


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