今年もあと1か月と少しになりました。なんとなく気ぜわしくなってます。と言っても、子供2人が独立し夫婦2人だけになったわが家庭ではそんなにすることもなく、日常とあまり変わらない年末年始を迎えます。


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先日夫が、12月にある忘年会の予定をカレンダーに書き込んでいました。その日は夕食がいらないので、私はひそかに「ラッキーディ」と呼んでいます。


女一人で外食するのもよし、ピザなんかを頼もうか、デパ地下でお弁当を買ってもいいなぁ・・と色々考えるのが楽しくあります。今年は景気はまだ回復していないのか夫の忘年会は2つだけ。


なんだかちょっと残念です。「あなたの忘年会はどんな感じ?余興とかあるの?」と夫に聞いてみました。「余興・・って、そんなの何もないよ。ただ酒飲んで上司の説教聞くだけ」と苦笑まじりに言いました。


「新入社員が必ず歌を歌うとか、ダンスをするとか決まってないの?」「ないない、第一今どきの若者は忘年会自体にあまり出てこないよ」夫の会社は、中小企業であまり仕事以外の行事に強制性はなく、嫌な者は参加しなくてもいい、といった風潮のようです。


「そっか、歌もダンスも漫才も余興が何もないなら、あんまり面白くないね」という私に、夫は不思議そうな顔をしています。私は思い出していました。


20代のとき勤めていた銀行の忘年会、30代の時のパート先の忘年会、どちらもハチャメチャな忘年会でした。友人たちとで「忘年会」と称し飲み会を開いたことも何度もありますが、やはり会社の「忘年会」は、ある種違うものがあるような気がします。


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銀行時代の忘年会は、本当に滅茶苦茶でした。それは悪い意味ではなく、いい意味です。銀行員といえば、普段真面目な顔をしてお固く真面目に仕事をしているので、年末に、そのうっ憤を一気に晴らそうかというような忘年会でした。


乾杯ではじまり、最初は普通にお酒を飲み食べています。顧客の悪口、この場にいない取締役の悪口で盛り上がりはじめたころ誰かのスイッチが入るのでしょうね。


「私!歌います!」と、ビール瓶か何かをマイクに見立て、女子社員が中森明菜なんかを歌いはじめます。すると、仲のよい女子社員が後ろでダンスをはじめます。


見ている他の社員は、「あ~き~な~~」とかけ声をかけます。それをきっかけにして、サザン、郷ひろみ、美空ひばりなど歌い始めます。それのどこが珍しい忘年会?と言われそうですが、本番はこの後です。


ひとしきり酔っぱらって歌ったあとは、何故かチークタイムに突入です。男性社員と女性社員が「それはあかんやろ・・」と思うくらい身体を密着させて、チークダンスを踊るのです。


そのダンスは、次々と相手を変え延々と続きます。まるで、恋人同志がダンスをしているようです。そのまま付き合いはじめた・・というカップルもいました。


不思議なのは、忘年会であれほど盛り上がり身体をくっつけてダンスしたのに、翌日の仕事では何もなかったように「小切手送ります」とか「代手お願いします」と、シラッとした顔で言っている先輩女子社員。


新入社員のころは、この変化に慣れるのに随分時間がかかりました。単なる忘年会の余興、と言い切るにはあまりにも熱いチークダンスでしたから。


30代のときに勤めた会社の忘年会では、余興で、同じパート仲間とピンクレディをひたすら踊りました。若い社員に「古っ!僕らそんなのわかりませんわ」と顰蹙をかいながら我々中高年は、そんなに練習をしなくても踊れるのはピンクレディのダンスくらいですから。我が家ででも忘年会を開いてみようかな。一人ひとつは必ず余興を披露すること。そんな決め事も楽しいかもしれません。


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