今はパート勤務の主婦という私ですが、結婚前は銀行員でした。もう30年も昔のことになります。今の銀行員がどういうものかはよくわかりませんが、当時は、お堅い職業の上位に属する仕事だったように思います。


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携帯もパソコンも、スマホも無い時代、コンピューターというものがまだ家庭には入り込んでないときです。私の仕事は、毎日コンピューターのモニターを見続けるような仕事でした。


オンラインというものが普及しだしたころでしょうか。今ほど画面がきれいでもなく、ドットがどうであったかはわかりませんが、とにかく目や肩が疲れる仕事でありました。


私の肩こり人生は、この銀行員時代から始まったように思います。約6年勤めて、結婚のために退職して、やれやれこれで仕事から解放されると思いました。それは同時に、肩こりからの解放も意味していると、その時は思ったのです。


退職から結婚式まで1か月ほどの期間がありましたので、体調を整えようとまず肩こりを治そうと、当時は「あんま」と呼ばれてるものに通いました。


マッサージなんておしゃれな店はなかったように思います。揉んでもらっているときは、なるほど気持ちがいいです。しかし、すぐに元に戻り「肩が凝ってる」という不快感はまとわりつきます。


灸がいい、骨つぎがいい、とまぁ時代を感じる言葉ですが色々やってみました。しかし、根本的な解決にはならずそのまま結婚し、2度出産をしました。


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時間がたつにつれ私の肩こりは慢性病のようになり、常に肩が凝っているような体でした。夫は優しい人なので時々揉んでくれたりしたのですが、やはり気持ちいいのはその時だけ。なんとかしたいなぁ、と始終考えていたような気がします。


やがて子供も成人し、世の中は驚くような速さで変わってゆきました。コンピューターが一家に一台の世の中になり、すぐに「一人に一台」となってゆきました。


私の辛い肩こりの原因を作ったようなコンピューターが、家の中で大きな顔をしているようで最初は嫌な気持ちになったものです。しかし、それだけ普及するということは、私と同じように肩こりに苦しむ人が増えているということかもしれません。


パソコンでたくさんの情報を手にすることができるようにもなった世の中は、あながち悪いものばかりでもないのでしょう。私はなんとかして、自分でこの肩こり体質を変えたいと強く思うようになりました。


もちろんその間も、マッサージや整骨院にも通いました。しかし、昔と同じく気持ちいいのはその時だけ。そんなある日、テレビの情報番組で「肩こりの原因は、肩甲骨のこわばりにある」というような特集をしていました。


「肩甲骨?」私はそれまで、背中の肩甲骨という筋肉など意識したことはありませんでした。肩こりの原因を、真剣に考えたこともありませんでした。ただ漠然と、目が疲れてるからとか、「肩が凝るのは仕方のないこと」と思っていたような気がします。


テレビの中の体操の先生は「肩甲骨は、この部分です」とモデルの背中を指し教えてくれてます。「この肩甲骨を意識して動かし、ストレッチを続けることで頑固な肩こりも改善していきます」自信たっぷりな口調に、ついつい引き込まれてゆきます。


「いくつかストレッチの方法をご紹介しましょう」私はテレビの前に立ち、同じように動いてみることにしました。「まず、タオルを用意してください」タオルを両手で背中の後ろで持ってみます。


それを、手を上げながら頭の上を通し前に持ってきます。ゆっくりと、肩甲骨が動くのを意識しながらやるそうです。「いたたたた・・」思わず声が出る。


背中の筋肉なんてストレッチしたことがなかったものだから、痛みが走ります。前に来た手を、今度は頭の上を通し背中の後ろに移動させます。こちらはもっと痛いです。


今度は、両手を背中側で組んで肩甲骨をギュっと縮めるストレッチです。肩甲骨の筋肉が盛り上がるほどストレッチをするのが、肩こりにいいそうです。


そのほか、指を肩につけてゆっくりと前後に回すストレッチも紹介されていました。そんなに激しい運動をしたわけでもないのに、汗をじんわりとかきました。


思った以上の爽快感に、「明日から毎日やってみよう」と決心しました。それが3年前の話です。私は今、中高年にしては珍しく肩こり知らずになれました。それは、毎日続けたストレッチのおかげだと思います。簡単なストレッチなので、きっと誰もが知っているでしょう。難しいのは、毎日続けることかもしれません。


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