過ごしやすい気候になってきましたね。秋は繊細な色に染まる植物が多く、とても趣がある大好きな季節です。やわらかい日差しと、金木犀の優しい香りを含んだ風が心地よくてついお昼寝をしたくなりますよね。


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感受性も高まるので、芸術の秋と呼ばれるのも納得です。穏やかでゆっくりとした時間の流れの中で読む本は格別。文章の中に引き込まれて、気が付けば日が傾き始めているなんて事もよくあります。


この季節にしか感じられない心の動きって、とても素敵ですよね。私が読書を好きになったのもこの季節です。幼い頃から漫画好きだった私は、小説というものに対して苦手意識がありました。

がずらりと並んでいるだけの小説は面白いとはかけ離れているように感じていたからです。漫画なら可愛い絵で楽しめますよね。


そうやって読書をしないまま中学二年生になった頃。本は好きではないけれど、図書室の静かで穏やかな空間が好きだった私は図書委員になっていました。


貸し出し手続きだけなら良かったのですが、図書委員独自で発行するお便りには新刊のおススメコーナーがあり、自分で読んだ感想や良いところを載せなくてはいけません。


そんな時にある海外児童文学に出会ったことで、今まで読書をしてこなかった反動の様にのめり込んだんです。作家は「ハウルの動く城」などの原作を手掛けている方なのですが、その人の小説はすべて読みました。


心を持っていかれるってこういう事なのかと。その感動をまた味わうために、他の作家の本もたくさん読みました。一回で分厚い小説を七冊も借りた時は、クラスの人達に「本当にそんなに読む?」と疑われるほど。


でも、読めば読むほどに読書というものに慣れていくんです。苦も無く一日で一冊は読み終われるようになりました。そうして一年も経つ頃には、ある変化も現れるように。


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国語の成績がぐんぐんと上がったんです。それまでは平均よりも下回ることが多かったのですが、本を読むようになってからは学年でも上位の点数を取るようになりました。


文章の読解力と語彙力が、読書によって育まれたのです。思わぬ効果に驚きでした。先生たちが読書をするのは大切だ、と言う意味を体感した出来事です。


私としてはただ楽しくて読書に夢中になっていただけなのですが、確かに成長に繋がっていたんですね。これは子供の時だけの事ではないと私は思います。


今まで読書を避けてきた大人の方でも、必ず効果を体験できるはず。無理に難しい本から読む必要はありません。子供のころに好きだった絵本でもいいんです。


とにかく自分が興味を持った本を読んでみる事が大切で、そのうち興味の範囲は少しずつ広がりますよ。一カ月に一冊でもいいから読書を続けることで、大人でも必ず効果は現れるんです。


ボキャブラリも増えるし、脳がイキイキします。今まで触れる機会のなかった様々な考えや生き方、世界を知ることで心が豊かになります。


たった一冊の本から多くの事を学ぶ。涙も、笑顔も、感動も、前を向こうと思える力も。きっとその一冊からしか得る事の出来ない「感動」があります。その出会いに年齢は関係ありません。心が揺さぶられるほどの本に巡り合えたのなら、まさにその瞬間が「出会うべき時」だったんです。人生の中でそんな一冊に出会えたのなら素敵ですよね!


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