「このニキビ跡、薬でどうにか治らないかしら・・・」毎朝、鏡の前でそう呟くのが最近の私の日課です。「皮膚科に行けば~」と、呑気な母の声が台所から聞こえます。

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ニキビという年ではありません。社会人になってもう5年です。確かに10代のころ、ひどいニキビに悩まされました。しかし当時はバレーボール部に熱中していたこともあり、ニキビも自分の容姿にもあまり気が回りませんでした。


しかし、そんな青春時代はあっという間に過ぎ去り残ったのは顔一面のニキビ跡。バレーボールに熱中した私も、人並みに美容やおしゃれのことに気を使うようになりました。


スポーツを続けていたおかげで、スタイルは抜群!というほどではないですが、まぁまぁ筋肉質の健康的な身体だと思っています。姿勢もいいです。しかし、この顔のニキビ跡だけはどうしようもありません。


薬局に行っても「ニキビ」に効く薬や洗顔料は見かけるのですが「ニキビ跡の薬」となると、なかなかありません。ニキビ自体だできれいるわけではなく、あくまでもニキビ跡です。美容外科でレーザー治療をしてニキビ跡を消すという方法もあることは知っています。


しかし、本当にニキビ跡がきれいになるのかどうかわからないし、何より費用がかかることに驚いてこの方法は諦めました。顔全体のニキ跡を消そうとしたら、8万円から10万円くらいかかるそうなのです。


やはり地道に、薬を塗ったり飲み薬があればそれで消すようにしようか・・と思いはじめました。でも、どこの皮膚科がいいんだろう?大学病院や総合病院の皮膚科は良さそうだけど、遠いし時間もかかりそう。やっぱり家から近い皮膚科がいいんだけど・・・
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子供のころじんましんで通っていた皮膚科が商店街の中にあるんだけど、あのころでさえ随分おじいちゃんの先生だったから、今でもやってるのかなぁ。でも、気が進まない、できればもっと近代的な若い医師のいるクリニックへ行きたいと思っていました。


すると、翌日の新聞広告に「皮膚科クリニックオープンします」という広告が入ってました。なんというタイミングの良さでしょう。最近は、病院もスーパーみたいに新規オープンの広告を出すことが面白かったです。


住所を見ると、2駅離れていますが自転車で行ける距離です。診察室の中も写真で紹介されてますが、清潔でピンクが基調になっていて好感が持てます。「お母さん、この皮膚科に行ってみるわ」と決めました。


オープンしたてということもあるのでしょうか。わりとすいていました。問診表に「ニキビ跡を治したい」と力強く書きました。


名前を呼ばれ、診察室に入るとドクターはどこかの大学病院の部長先生といった雰囲気の男性医師でした。でも、優しそうな雰囲気はあるのでホッとしました。


問診表を見ながら「ニキビ跡ですね、なるほど・・」と私の顔を見ながら言います。


「あなたのニキビは、もうすっかりニキビ自体は治ってますね。もし、ニキビ跡がまだ赤い場合はまた再発する恐れがあるんですね。


そういう場合はニキビ用の塗り薬を用いるんですがもうニキビがすっきり治って、ニキビ跡だけが残ってクレーターのようになったり色素沈着をしてる場合は、また別の薬を用います」「はい、わかります」


「あなたのニキビ跡は拝見したところ色素沈着していますね。それにはトレチノインとハイドロキノンによる併用治療が有効です。


ハイドロキノンによってメラニン生成を抑え、トレチノインのもたらすターンオーバー効果によって皮膚内にたまったメラニンを排出しますので肌本来の色を取り戻すことができるかと思います」


私は少し興味を覚えたので「クレーターの場合はどうなりますか?」と聞いてみました。


「そういう場合は、ケロコートという薬を使います。ジェル状のシリコンを肌に塗ることで傷跡をケアしていく圧迫療法なんです。時間が掛かりますが傷跡のケアに有効ですね。有効成分を皮膚に浸透させるのではなく、皮膚表面をカバーする事が目的の薬なんですよ」


いろんな薬があるんだなぁと思いました。


「薬の場合はね時間がかかるかもしれませんが、気長に治していきましょう。まず2週間分くらいの塗り薬を出しますから、もし合わなかったらすぐに言ってくださいね。ああ、それから睡眠や食事のバランス、ストレスをためないようにすることにも気をつけてくださいね」


なんだか、私のニキビ跡も治りそうな気がしてきました。ドクターの言う通り、気長に治していこうと思います。
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