「それ、痛風じゃない?」足の親指のあたりをさすって痛そうな顔をしている夫に言いました。「痛風?違う!これは・・・ぶつけたんや!」子供のような言い訳をします。「ちがうって、痛風やて!痛風!痛風!」と娘も加わってはやしたてました。


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「痛風と違うって言うてるやろ・・・」という夫の声は語尾が小さくなり、痛さのためか顔をしかめています。夫も気が付いているのでしょう。この痛みは痛風だと。


ビールもよく飲みますし、プリン体っていうんですか、多く含む食べ物が大好きです。昨日も同僚との飲み会で、エビフライと明太子をいやというほど食べたと自慢げに言ってたのです。


「自業自得ね、大体前に痛風で病院へかかったときの注意を全然守ってないからよ」この際、きつく注意しておこうと思いました。


「大体あなたはね、普段から食べ過ぎ飲みすぎでいくら健康に悪いからって注意しても聞かないし・・この家のローンあとどれだけあると思ってるのよ!」


「わ・・わかったから、あとで聞くから、とにかく薬をくれ」「薬って、痛風の薬なんかもう無いわよ。病院へ行かなくちゃだめ・・」とそこまで言ってきがつきました。今日から4連休です。病院も休みです。


連休だから夫もはめをはずすくらい昨日飲んできたのでしょう。まさか痛風で救急車を呼ぶわけにはいかないしねぇ・・・「痛風はちゃんと病院へ行くから、とにかくこの痛みが治まる薬をくれ~~~」と夫が叫びはじめました。


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でも、以前痛風で診察を受けたときに注意されたことを思い出しました。どうしても痛みがひどくなって、病院にはすぐに行けないときに市販の痛み止めの薬を緊急に使えるけれどその時は・・・なんだったかなぁ?市販の薬を飲むときの注意を確かに聞いた気がします。


でも、その内容を忘れてしまいました。夫に「あなた覚えてない?」と聞きましたが「覚えてない」と言います。自分のことなのに頼りないことです。


ぼんやりとですが、「市販の薬には成分によって痛風を悪化させる場合があるので、市販薬を買うときは十分に注意をしてくださいね」


そうです、確かドクターからそう聞きました!そこまで思い出したのに、肝心のその成分がさっぱりわかりません。


間違った市販の痛み止め薬を買ってきて、痛風が悪化してもいけないし・・と悩んでいるうちに、夫は立ち上がって歩くのも辛そうになってきました。


このままで4日間の休みを過ごさせるのはあまりにもかわいそうだと思い「わかった、とにかく薬局へ行って聞いてみるわ。薬剤師さんなら知ってると思うから痛み止め薬を買ってくるわ。待っててね」


「た・・たのむ」顔をゆがめながら夫が言いました。自転車を走らせ、商店街の中に昔からある薬局へ行きました。なんとなくここは信頼できるような気がしたのです。


白衣を着て「薬剤師・田村」という名札をつけた人が「いらっしゃいませ」と対応してくれます。夫の痛風の状況を説明しました。「たぶん、痛風だと思うんです。以前病院でそう診断されました。


でも連休で病院は休みですし市販の薬で痛みだけでも抑えたいなと思って」薬剤師は「それはお辛いことですね。痛風の場合はバッファリンなどアスピリン系の市販薬を使うと、悪化する恐れがありますからね」と言いました。


「それだ!それそれ、アスピリン!」と大きな声が出そうになりましたがかろうじて抑えました。


「ですので、イブプロフェンを主成分とする鎮痛薬がいいんですよ」そうです、確かあのときも病院でそう言われました。薬剤師は「ロキソニン」という薬を出してくれました。


「一回一錠、食後に飲んでください。一日三回までですよ。でもちゃんと病院へ行ってくださいね」「はい、わかりました」


早速帰って夫に飲ませました。翌日には痛みも和らぎ歩けるようになってました。ロキソニンが効いて良かったです。休みが明けたら、病院へ連れて行こうと固く心に誓いました。


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