やっと、思い出話となりつつあります。約10年ほど前、夫が腰椎の椎間板ヘルニアになりました。最初の症状は、とにかく痛くて歩けない、立ち上がれないというものでした。


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原因は、というよりきっかけは、仕事でガラス瓶の沢山入った段ボールを持ち上げたときでした。それまでも、若いときからぎっくり腰を繰り返し、仕事で重いものもいつも持っていたので、椎間板ヘルニアを発症する要素はあったと思います。


姿勢も悪かったのでしょう、箱を持ち上げたとき、ぎっくり腰とは明らかに違う痛みが走り、もうそれから立てなくなったと言います。同僚にかつがれるようにタクシーに乗せられ、家に帰ってきました。


会社では「救急車を呼ぼうか」というくらいの症状に見えたと同僚の方は言ってました。もし夫が、腰痛持ちでなければ救急車を頼んでいたでしょう。しかし、普段から腰が痛いので「このくらいで救急車なんて」と夫は思ってしまったようです。


それが良かったのか悪かったのか、今でもよくわかりません。とにかく病院へ行かないと、と思いまず近所のクリニックへ行きました。そこはレントゲンもあるし、ドクターは我が家のかかりつけ医だったからです。


夫はベッドに寝かされ膝を伸ばすように指示されました。ドクターは、ゆっくり足を上げてゆき夫に痛みの症状を尋ねました。


「あ、いたたたた・・先生、痛いです・・」「腰椎の椎間板ヘルニアに間違いないね」後で聞くと、これはSLRテストと言ってさまざまな原因で起こる腰痛の原因を特定するのに有効な方法らしいのです。


これで痛みの症状があれば、間違いなく腰椎椎間板ヘルニアということになります。しかし、そのクリニックはレントゲンしかなく何番目のヘルニアが出ているのかはわからないから総合病院で、MRIを撮ってくるように言われました。


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その上で、腰椎椎間板ヘルニアの確定診断をして、治療法を相談しようとなりました。翌日、タクシーで総合病院へ向かいます。MRIの画像を持ち、またクリニックへ行きました。


夫は、「歩く」と言いましたがとても辛そうで、しびれの症状もあり腰も痛いということで、車椅子を借りることにしました。かかりつけ医は、MRIの画像を見ながら「間違いないね、ここ、わかりますか?」と写真の中を指さします。


「これが神経で、この白いのがヘルニアです。接しているでしょ、これが腰椎椎間板ヘルニアです」写真を見ただけでも痛そうです。かかりつけ医は、夫に、どんな症状があるか詳しく聞き出そうとしました。それによって、治療方針も変わるということです。


「まず、しびれはありますか?」「はい、ずっとしびれています」「どのあたりまでしびれていますか?」「太腿の少し下あたりから、足の裏までです」と、夫は自分の足を指示しました。


「うん、痺れるのは典型的な腰椎椎間板ヘルニアの症状なんですよ。それから、これは大事なことなんですが排尿障害はありますか?つまり、トイレは自分でちゃんと自覚して行けますか?知らない間に漏れているということはありませんか?」


「それはないです」「それなら良かったです。排尿障害症状があれば、即手術という選択になりますのでね」そのときは、足のしびれ、腰の痛み、歩行困難、主にこの3つの症状がありました。かかりつけ医は、手術は勧めませんでした。


ブロック注射、温存療法などで必ず痛みは治まるし、歩けるようにもなる。ただし、3か月か半年くらいの時間がかかる、と言いました。


私は、夫の腰椎椎間板ヘルニアの症状があまりに痛そうでかわいそうで、すぐ手術をしてほしかったのですが、夫は温存療法を選びました。幸い、会社も有給が取れしばらく家で横になって治療に専念できました。


痛みがひどいときは、ブロック注射や鍼治療にも通いなんとか2か月で歩けるようになりました。しびれの症状が完全になくなったのは、半年後でした。今では、かかりつけ医の言葉を信じて、温存療法を選んで良かった。そう思っています。


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